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あぶない農業と儲かる農業

北限のオリーブ

2020/02/21
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北海道豊浦町の桜農園が北海道で初めてのオリーブの商業生産に乗り出した。
生産した葉を使った化粧品を2020年4月に発売する。実を漬けたピクルスも3年以内に商品化し、20年代中にオリーブ油生産をめざす。オリーブは本来、温暖な地域の作物で「北限のオリーブ」を定着させられるかに注目が集まる。
 桜農園は15年にオリーブ栽培を始め、越冬に成功した木など15本を育てている。実の収穫はまだだが、剪定(せんてい)で出たオリーブの葉と北海道産クマザサ、スベリヒユの成分を使った洗顔料と保湿クリームを20年4月に発売する。
 アイヌ民族の伝説に登場する鳥セキレイをブランド名とし、ネット販売を主体とする。製造は、化粧品メーカーの歓喜(札幌市)の協力を得た。成木になって実が収穫できるようになれば、ピクルスとして出荷する。オリーブの植樹を続けて実の生産量を増やし、20年代中にはオリーブ油の生産を始める計画だ。
 木村佳晶代表は「地球温暖化で農産物の栽培適地が北進しており、北海道を『北限のオリーブ』産地にしたい」と話す。札幌市出身で、就職した海運会社が広島県江田島市に開設したオリーブ農場を任されたのがオリーブとの出合い。欧州の産地を訪れ、温暖化や品種改良でオリーブ栽培地域が北へ広がっていると知り、北海道にUターン就農してオリーブ栽培に挑戦した。
 まずは北海道各地の気温や日照、降水・積雪量を調べ上げ、南西部ならオリーブ栽培が可能と目星を付けた。自治体の就農相談窓口では「北海道でオリーブづくりは難しい」と忠告されたが、内浦湾に面する豊浦町に理解を示してくれる薬草農場があり、研修や農作業をしながらオリーブ栽培を始めた。
 最初に植えた30本のうち、一部の品種は冬を生き延びて翌春に新芽を出した。このため、寒さに強い品種を選べば北海道でもオリーブ栽培が可能と判断。積雪地でオリーブを越冬させる栽培ノウハウも蓄積しつつある。
 オリーブは健康志向や食の洋風化で日本でも人気が高まり、国内生産が増えている。有名産地の小豆島がある香川県産に加え、西日本各県や、東日本大震災からの復興に取り組む宮城県石巻市にも栽培が広がっている。
 化粧品事業は、妻で共同代表の木村香菜子さんが発案・担当している。木村代表は「まずは『北限のオリーブ』という珍しさで、北海道産のワインや農水産物とともに味わってもらえるようにしたい」と語る。
 北海道は品種改良などの技術進歩に近年の気温上昇が加わり、米やワイン用ブドウの産地として存在感を高めている。一方で、北海道立総合研究機構(札幌市)は14年に公表した予測で、温暖化が進めば30年代に収量減や品質低下が懸念される作物が複数あると警鐘を鳴らしている。
 海外にも知られる食分野のブランド力を生かしたうえで「海外で寒さにより強い品種を探し、生産効率・規模も上げていく」のが木村代表の基本戦略。温暖化による既存作物への悪影響を抑えつつ、オリーブのように新たに栽培適地のカテゴリーに入りつつある農作物を開拓するのは北海道全体の宿題でもある
2020/02/06  日本経済新聞 地方経済面 北海道 
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ここは、薬草としてそだてているトリカブト栽培を正業としている農園です。
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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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