凍結解凍バナナ栽培
2/17 凍結解凍バナナ栽培
[奇跡のバナナの話]
冷凍凍結し、その後解凍することで、耐寒性の強いバナナ栽培が、全国に普及しています。
当方にも、お手伝いをされている会社さんが、見えられ、技術協力のお話がありました。
当方の、加温加冷潅水システムの技術と組み合わせ、促成栽培、さらに、年2作以上を作りたいとの意向です。
というのも、昨年の台風で、全国数カ所の生産拠点が、被害を受け、立て直しを図っているとのことです。
[加温加冷自動潅水システム]
施設栽培農家の冬場の暖房コストを抑えるために、10年かけて開発して、特許製品です。
夜間電力や、太陽熱、太陽光発電などで、低コストの温湯を作り、効果のある時間帯に、自動潅水するシステムです。作業者のために、同じ熱源で、フィン管暖房もできます。
●加冷の効果に着目
植物やキノコは、一度冷やしたあと、ゆっくり温めると、キノコは発生しやすく、植物は夏場でも花芽が継続することが、立証できました。
●この加温と加冷を組み合わせ、自動制御することで、作物や果樹の周年栽培が実証できています。
(このブロクでも紹介しています)
[結解凍覚醒法]ウィキペディアより
開発の発端はバナナ等、熱帯地域や亜熱帯地域に生息する熱帯植物もかつて氷河期には現在の温帯と同程度の気温の環境下で生息していたという事実に基づき、耐寒性を備えた遺伝子を発現させる目的で凍結時の細胞保護剤として濃度対流と氷結晶速度の相関関係に注意しながら適正濃度に調製された動物細胞保護用のトレハロース溶液に対象作物の種子または成長細胞塊を熱帯植物の適正活性化温度に維持し、適正時間の含浸処理を施し、それを時間(半年間)をかけて-60℃まで冷却して凍結させ、また時間をかけて解凍するという外部ストレスを与えることで眠っていた遺伝子が機能して、発芽以降の熱帯植物に極めて速い成長速度と耐寒性が発現した[1]。かつて氷河期には生育に適した温暖な時期が限られていたため、本能的に成長速度を速め、結実させることで子孫を残す仕組みがあったとされる。これまで230種類以上の熱帯植物などが、温帯地域で栽培可能になった[1]。
凍結解凍覚醒法処理後の植物には情報伝達遺伝子のRNA増加現象が確認され、それにより、細胞分裂速度(細胞増殖速度)が加速して成長速度が速まる[2]。成長速度が速まる事で結実などに必要な日照や積算気温が少なくて済み、結果的に耐寒性があるという現象が発生しているとされています。
[奇跡のバナナ]
結解凍覚醒法は、バナナだけでなく、パイナップルやパパイヤなどあらゆる果物に対応可能。実際に、パパイヤ、カカオ、マンゴスチン、カシューナッツなどの栽培もできるとのことです。