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1/4 2019年12月26日 日経新聞四国版より
野菜苗大手のベルグアースは、夏に収穫できる生食用イチゴ苗の中国での生産販売を始める。イチゴの品種開発を手掛ける北海道企業のホーブと提携。夏でも大粒で甘く、加工せずにそのまま食べられる同社の独自品種を導入する。中国は世界のイチゴ生産量の4割を占める大産地。洋菓子向けなど業務用が主流だった夏季の、既存品種からの転換を促す。
 ベルグアースはホーブと13日付で業務提携を結び、同社の独自品種の苗を中国で独占的に生産販売する権利を得た。ベルグアースは中国での売り上げの数%程度をホーブに支払う。
 ホーブはイチゴの品種開発から苗の生産販売、果実の販売まで自社で一貫して手掛けるビジネスモデルを展開。夏でも安定的に収穫できる独自品種を保有し、量産化のための高い技術力も持つ。両社で「紅ほっぺ」など日本品種の人気が高い中国市場を開拓する。
 中国に導入するのは、ホーブが2016年に商標登録した「夏瑞(なつみずき、品種名ペチカほのか)」だ。気温の高い夏でも大粒で甘みの強い果実が収穫できるのが特徴で、国内では1粒300円以上で販売される。
 中国では経済発展に伴い、イチゴの消費市場が拡大している。ベルグアースの調べでは、17年の生産量は370万トンを超え、11年比で5割も伸びた。
 一般的に冬から春にかけてシーズンを迎えるイチゴは、低温には強いが高温には弱い。気温の上昇する夏には、酸味が強くて硬い、洋菓子などに使用される業務用の栽培が中心となる。夏瑞のように、夏でもスーパーや百貨店の青果コーナーで販売される生食用の品種は、中国ではほとんど栽培されていない。
 中国で生食用の夏イチゴの普及が進めば、生産量全体の2割程度が移行するとベルグアースは予想。将来的には栽培面積にして4万ヘクタール、48億本分の苗の市場を見込む。
 早期の事業開始を目指し、中国で農家に幅広い販売ネットワークを持つ大手企業と協力する方針だ。まず20年中にも1ヘクタール規模の農地で試験栽培を始める。場所は検討中だが、冷涼な北部か、南部の高冷地を想定する。2~3年後をメドに数十ヘクタール規模まで拡大する。
 ベルグアースは耐病性を高めた野菜苗などの事業を国内外で展開する。近年は需要旺盛な中国で、日本の進んだ農業技術の導入を目指している。競争力の高い「日本イチゴ」の投入で、中国市場の開拓を
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