イチゴ周年栽培が可能か?
10/29
福岡県の特産品イチゴあまおうですが、周年栽培に挑戦して、成功している農家があります。
イチゴは、適温が15℃~22~3℃です。
比較的涼しい気温がいいので、夏場は収穫できないと言われています。
イチゴ農家は、1年を通して、地温の変化時間を調査しました。
すると、夏期の地温が一番上がる起点はAM10:00でした。
冬期はというと、これもAM10:00でした。(常識的には明け方だと思っていましたが)
イチゴ農家では、農機具会社と相談し、夏の地温を効果的に下げるシステムを作り上げ、周年栽培に成功しました。副次的に、急な気温の変化があった場合にも、生育に適した培地に管理できることで、安定生産に成功しています。地域で1番のあまおう生産農家になっています。
また、冬の暖房も、ボイラーが不要になって、収益性も大幅に向上しています。
これが、「加温加冷自動制御システム」です。燃料費を抑えるため、太陽熱ヒーターを利用しています。夏の加冷は夜間電力を使用しています。
図上・・・夏は、地温を下げることで、根が活性化して、花芽がつきます。
冬は、地温を上げ根を温めるだけで、上は寒くても植物は活動します。