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あぶない農業と儲かる農業

胡瓜の養液栽培は?

2019/11/17
植物工場 0
11/17
本年9月26日/27日 千葉大学柏キャンパスで、胡瓜の養液栽培の研修がありました。
きゅうりの栽培は、生育管理、誘引作業、収穫作業など重労働です。
千葉大学は、政府肝いりの植物工場でのオランダ型養液栽培を多く取り入れています。
(トマト、パプリカなど)
トマトの収穫量はあがりましたが、生食用には不向きでした。また導入コストが当初10a=1億円ということで、補助事業でなければ成り立たないモデルでした。
海外のシステムを国内で運用する場合は、制御システムも海外運用では通用しないので、(このあたりは学習済みだとおもいますが)検証を行わないといけません。うまくいくのか注目です。

 キュウリは主幹作物だが、養液栽培の実績がほとんどない。今回の研修は、キュウリを植物工場で生産するための基本技術や背景となる理論や植物の特性を理解し、栽培管理に応用できる人材を育成することが目的だ。

 かつてキュウリは温室栽培のトップだったが、現在ではトマト、イチゴ、葉物類に次ぐ4番目。1日に2回の収穫作業が必要であることや、人間には厳しい高温多湿な環境下での管理が強いられることから撤退する生産者が跡を絶たない。農林水産省のデータによると、収穫量は1979年の約110万トンをピークに2017年時点で約60万トンと半減。作付面積もこの50年で約6分の1にまで減り続けている。
 そんな現状を打ち破り、植物工場でのキュウリ生産のあるべき姿と今後のキュウリ栽培のあり方を探ろうと開いた研修には、JAの指導者、県の普及員、種苗会社の社員や生産者など23人が参加した。

講師には、キュウリ栽培の東と西の神様と称される2人の名人が登場。"東の神様"で三菱ケミカルアグリドリームの稲山光男さんは「そもそもキュウリとは~きゅうりの生産・生態から見た栽培技術」と題し施設栽培における温度管理の技術などを伝えた。また、10aあたり年間収量40トンの"西の神様"で北部九州胡瓜研究会の山口仁司会長は、「キュウリで高収量(40t~50t/10a)を実現するための養液土耕栽培」をテーマに、従来型の栽培方法に環境制御を取り入れた最新の栽培技術型を組み合わせることで年間40トンを達成するための極意を伝えた。
 さらに徳島県海部地域の衰退するキュウリ産地を養液栽培で再生し、若い新規就農者を呼び込むことに成功した徳島県南部総合県民局の取り組み「きゅうりタウン構想」を、同プロジェクト担当の原田正剛氏が紹介。このほか、千葉大学の塚越覚教授による「植物生産の基礎」、同丸尾達教授による「養液栽培の基礎」、農研機構の安東赫が「キュウリの多収生産技術」をテーマに講義を行った。
 現在、キュウリは、根圏管理の難しさから日本での養液栽培はほとんどゼロ。また、多収を得るために側枝を発生させるので、高温多湿な環境が必要なことから「体が持たない」と作り手も減少している。
 一方、日本が手本とするオランダの場合、すべて養液栽培で平均収量が90トン。主枝を1本ハイワイヤーで仕立てる方法で"蒸しこみ"が必要な側枝を発生させる必要がなく、温室内は人間にとっても程よい湿度が保たれるという。


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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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