雪利用植物工場
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当方が時々仕事でおじゃましている、北海道美唄市のニュースです。
ポイントは、汚れた雪でも利用できる「雪利用サーバー」です。
PC,サーバーなどを冷却するため、雪を利用し、代わりに出てくる排熱を農業・漁業に利用するというこころみです。CO2削減と少し関連して、資源を有効に活用する動きとなりそうです。
北海道美唄市のデータセンターが2019年度にも民間の手で実用化する。同センターは冬に積もった雪をため、夏場にサーバーの冷却に使う。道路などに積もった汚れた雪も活用できるのは珍しい。このほど雪冷房などを設計する雪屋媚山商店(美唄市)と共同通信デジタル(東京)がセンターの事業者として実用化するめどがたった。
同市などが目指してきたのは、平屋建て110平方メートルのセンターでサーバーを雪で冷やしながら排熱を他の産業に生かす「ホワイトデータセンター構想」。敷地内に雪を蓄積して小高い雪山を設置。夏場はその雪をサーバーにかぶせて冷却し、冬場はサーバーからの排熱を使った陸上養殖などを計画した。
12年に北海道の補助金を活用して省エネ効果の実証を始め、14年には新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による委託でも検証を続けてきた。実験の結果、雪冷房を使えばデータセンターの年間コストを約20%減らせた。サーバーの排熱を使ったアワビの養殖や、ビニールハウス内での野菜の栽培にも成功した。
サーバー冷却は電力を多く消費するため効率的な冷却が必要となり、汚れた雪を活用できれば冷却費用が抑えられるのが利点だ。両事業者は今後、サーバーの利用企業の誘致を進める。
同市などが目指してきたのは、平屋建て110平方メートルのセンターでサーバーを雪で冷やしながら排熱を他の産業に生かす「ホワイトデータセンター構想」。敷地内に雪を蓄積して小高い雪山を設置。夏場はその雪をサーバーにかぶせて冷却し、冬場はサーバーからの排熱を使った陸上養殖などを計画した。
12年に北海道の補助金を活用して省エネ効果の実証を始め、14年には新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による委託でも検証を続けてきた。実験の結果、雪冷房を使えばデータセンターの年間コストを約20%減らせた。サーバーの排熱を使ったアワビの養殖や、ビニールハウス内での野菜の栽培にも成功した。
サーバー冷却は電力を多く消費するため効率的な冷却が必要となり、汚れた雪を活用できれば冷却費用が抑えられるのが利点だ。両事業者は今後、サーバーの利用企業の誘致を進める。