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あぶない農業と儲かる農業

イタリア米カルナローリ

2019/09/25
お米栽培・知識 0
9/25
イタリア原産のコメ「カルナローリ」の国内での生産が増えてきた。リゾットなどコメに味付けする料理に日本米より合いやすい。これまでイタリアからの輸入が多かったが、国産の食材使用をうたえると、イタリア料理店などからの注文が増えている。高価格だが、地産地消志向を背景にじわり普及し始めている。
 「中粒種」のカルナローリは、「短粒種」の日本米と比べて粒が大きく硬いのが特徴だ。形が崩れにくく、水分量が少ないためスープを吸いやすい。炊飯ではなくコメを煮て調理するリゾットなどに向くとされる。
 「高級志向のイタリア料理店から注文が増えている」。カルナローリを生産するコメ生産法人、たけもと農場(石川県能美市)の竹本彰吾社長は話す。
 県内のイタリア料理店のシェフから「国産品を作ってくれないか」と打診されたのをきっかけに、2010年から栽培を始めた。当初10アールだった栽培面積は18年には7ヘクタールに拡大、同農場の売り上げの3分の1を占めるまでに成長した。
 食材問屋などを通じ県内や首都圏のイタリア料理店に出荷する。同農場からカルナローリを仕入れるイタリア料理店「Tharros(タロス)」(東京・渋谷)は「粒がべたつかずリゾットの本場の味わいが再現できる。国産食材の使用もアピールできる」と話す。
 都内飲食店の仕入れ価格は輸入品とほぼ同じ1キロ千円前後とみられる高級ブランド米、魚沼コシヒカリの2倍以上と高価格だ。「日本米より丈が長く倒れやすいほか、精米時にコメ粒が割れやすい」(竹本社長)ため、生産コストは高くつく。ただ価格がほぼ同じなら国産の食材を使いたい飲食店も少なくない。
 家庭向けも増えている。都内百貨店などに店を持つ老舗米穀店、山田屋本店(東京都調布市)は、数年前から同農場のカルナローリを「国産イタリア米」(300グラム、520円)として販売しているが、リピーター客も年々増えているという。同店の秋沢毬衣お米マイスターは「特定の料理のニーズに訴えかけられる商品は高単価でも売れやすい」と話す。
 たけもと農場は7月、鍋に水を入れて加熱するだけでカルナローリで本格リゾットが作れる調理キット「リゾットマンマ」(1袋2人前、872円)をネットなどで発売した。「家庭用などに販路を広げて生産をさらに増やしていきたい」(竹本社長)
 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が13年にリゾット向け新銘柄「和(なご)みリゾット」を開発するなど、洋食用に狙いを定めたコメも登場している。カルナローリを作っている農家は「国内で数軒のみ」(竹本社長)とまだ限られているが、和食以外の需要に着目したコメ生産は産地の振興を考えるうえで一つの選択肢になりそうだ。

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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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