FC2ブログ
あぶない農業と儲かる農業

漢方東洋医学研究進む

2019/07/11
漢方・薬草 0
7/11 漢方東洋医学研究進む
7/10日経新聞より
タイで2月、医療用大麻が合法化された。世界を見渡せば米国やカナダなど西洋諸国を中心に解禁の流れが広がるが、従来厳しい姿勢をとってきた国の多いアジアでは先頭集団のひとつとなる。アジアではもともと伝統薬として大麻が用いられてきた。国際的に東洋の伝統医学を見直す機運は高まっており、2024年にタイの大麻産業が700億円市場になるとの試算もある。動き出したタイの大麻産業をのぞいた。
 バンコク北部にあるパトゥンタニ県。ピンク色の光に照らされた施設の中で手のひらのように広がる細長い葉が青々と育っている。白衣の研究員が歩き回るこの施設は、タイ製薬公団(GPO)が開いたタイで初めての大麻栽培ラボだ。
 タイでは2月、医療・研究目的の大麻が合法化された。約100平方メートルのラボではフランスから輸入した140本ほどの大麻を実験的に育て、有効成分の含有量などを調べている。21年にも大規模栽培に踏み切り、がん患者の痛みを和らげる「舌下液」などの医薬品を開発する。
 合法化の背景には医療産業を拡大したいタイ政府の思惑がある。英調査会社プロヒビション・パートナーズは合法化を受け、タイの大麻関連産業が24年までに6億6130万ドル(約714億円)規模に拡大すると予想する。栽培が広がれば農家の所得向上にもつながる。3月の総選挙では農村部に基盤を持つ中堅政党「タイの誇り党」が医療用大麻栽培の自由化を公約に掲げ、大きく議席数を伸ばした。「開かれた議論を交わす良い機会だった」。同党のスパチャイ氏はこう振り返る。
 欧米諸国に比べ、アジアでは大麻の合法化に慎重な国が多い。特にイスラム教徒の多い国では死刑などの厳罰が科されてきた。だが歴史的にみれば、アジアでは大麻が伝統的な薬として広く使われてきたとされる。
 アジアで大麻の使用が禁じられるようになったのはこの数十年のことだ。温暖な気候と肥沃な土地を抱えるタイでは古くからハーブや薬草を使った治療が行われてきた。大麻もその一種で、タイの古い医学書には痛みの緩和やてんかんの治療などに使われたとの記述が残る。インドや中国でも伝統薬として使われてきた歴史がある。
 タイで大麻が取り締まられるようになったのは1935年。国際条約への調印を機に大麻の所持や使用が禁じられた。79年の麻薬法の施行で取り締まりが本格化し、大麻を配合した伝統薬は表舞台から姿を消した。ただ、貧しい地域で病人の世話を担ってきた寺院などでは伝統薬の調合法がひっそりと受け継がれてきた。
 合法化を受け、大麻を用いた伝統薬には再び脚光が当たろうとしている。タイ北部のピサヌローク県に住む元警察官のブントゥーン氏(64)も伝統薬を研究する一人だ。親族ががんになったことをきっかけに関心を持ち、各地の寺院などに伝わる薬のレシピを調べた。総選挙ではタイの誇り党とともに政府への働きかけに取り組み、現在は大学などでの講演に飛び回る。
 6月にはピサヌローク県の寺院にラーニングセンターを開いた。ブントゥーン氏は「長い時間をかけて培われてきた伝統薬は地方の知恵だ」と話す。「大麻を使った治療はタイでは新しいものではない。正しく使えば海外製の高い薬を買わなくて済む」
 アジアの伝統医療を見直す機運は世界的にも高まっている。18年には世界保健機関(WHO)が医療行為の基準となる「国際疾病分類」の新しい項目に、初めて漢方など東洋の伝統医学を加えた。欧米や日本など先進国の製薬会社も生薬や漢方薬の研究を急いでいる。
 医療用大麻の規制を見直す動きはアジアで広がりつつある。韓国では3月、医療用大麻が合法化された。世界でもっとも厳しい姿勢をとってきた国のひとつであるマレーシアでは18年、病人に大麻油を売った29歳の男性が死刑を宣告されたことを機に議論が高まった。男性は減刑となったほか、保健省の幹部が規制緩和を検討する発言をしたと報じられるなど、潮目が変わり始めている。
 プロヒビション・パートナーズは今後5年でアジアでも大麻解禁の流れが進むと予想する。マネージングディレクターのダラー・アングリム氏は「アジアは気候的な優位性があり、大麻生産で重要な役割を果たすだろう」とみる。かつて犯罪とタブーの領域にあったアジアの大麻産業は新たな商機を迎えつつある。
tai3.gif
タイの伝統薬はハーブや木の皮、スパイスなどを調合してつくられる(6月、タイ北部ピサヌローク県)
tai4.gif
タイ製薬公団(GPO)の大麻栽培施設(5月、タイ・パトゥンタニ県)
tai2.giftai1.gif
タイで伝統薬を研究する元警察官のブントゥーン氏(6月、タイ北部ピサヌローク県)
へ

Comments 0

There are no comments yet.
スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
漢方・薬草