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あぶない農業と儲かる農業

輸入椎茸菌床増加

2019/01/14
シイタケ 0
1/14 自分も気になっていたのですが、椎茸菌床について、国産菌床の1/2以下で手に入る中国産の椎茸菌床があります。菌+菌床は中国産、生産は国内でも、国産となります。
国産の椎茸菌床は、広葉樹のチップを滅菌して、丁寧につくっています。さらに無農薬の木材にこだわっているところも多いのですが、中国産は、それがありません。菌床のチップは農薬が散布されたもの、栄養成分も?です。
1/13日の日本農業新聞で、このことが記事になっています。

2018年のシイタケの植菌済み菌床の輸入量が過去最高となった。財務省貿易統計によると、1~11月の輸入量は1万8650トン。12月分の結果が出るのを待たずに、これまでの最高だった17年実績(1万5649トン)を上回った。輸入菌床は国産に比べて安く、発生したシイタケは国産として販売できるため、国内産地は危機感を強めている。

 シイタケ菌床の輸入量が前年を上回るのは11年連続。12月分が前年並みなら年間2万トンの大台を超えることになる。輸入先は99%以上が中国だ。

 現行の産地表示では、輸入菌床を使って国内で培養、発生させたシイタケは国産として販売できる。国内種菌メーカーでつくる全国食用きのこ種菌協会によると、輸入菌床の価格は国産菌床の半額ほど。このため関東地方を中心に海外資本の業者が工場を建て、輸入菌床を使ったシイタケ生産に乗り出すケースが増えているという。

 菌床重量の3分の1がシイタケとして発生するといわれる。18年産の菌床輸入量が2万トンとして計算すると、そこから発生するシイタケは約6700トン。18年の菌床シイタケ生産量が17年産並み(約6万3000トン)だったとしても、全体の1割を輸入菌床から発生したものが占める格好だ。

 菌床きのこ類の中でも特にシイタケは、国産菌床にこだわる生産者が多い。価格の安い輸入菌床を使った国産シイタケの増加は、国内生産者にとって大きな脅威となっている。このため同協会は、販売するシイタケに菌床製造国を表示するなどの制度見直しを求め、消費者庁などと協議を進める。

さらに 同協会などは2017年、国産菌床で生産したシイタケであることを 消費者にPRするため、登録商標「どんぐりマーク」を作成した。菌床のおが粉原料の75%以上が国産樹木であれば、育てたシイタケに付けて販売できるというもので、国内生産者に積極的な利用を促している。
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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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