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あぶない農業と儲かる農業

薬草栽培盛んに

2018/12/19
漢方・薬草 0
12/19 薬草栽培
薬草栽培は、「過疎化」「鳥獣被害」などで悩んでいる中山間地での栽培に向いていることで、少しずつ導入されています。ただし、収穫に1年や2年かかります。
国内の薬草の生産量は、以下の通り
茯苓は、薬用キノコ、桂皮=シナモン 大棗=ナツメの実です。
  1. 甘草(カンゾウ) 1,575,935kg
  2. 芍薬(シャクヤク)1,489,161kg
  3. 茯苓(ブクリョウ)1,472,758kg
  4. 桂皮(ケイヒ)  1,107,678kg
  5. センナジツ    1,076,060kg
  6. 大棗(タイソウ) 890,208kg
  7. 当帰(トウキ)  860,868kg
  8. 半夏(ハンゲ)  811,177kg
  9. 蒼朮(ソウジュツ)802,389kg
  10. 膠飴(コウイ)  768,415kg

12/13 日経ニュースより抜粋
 岡山県高梁市で漢方薬の原料「生薬」に使われる薬用作物の栽培が盛んになってきた。同市は2016年制定の「まち・ひと・しごと総合戦略」で薬草栽培産地化促進を掲げ後押ししており、生産団体が「カンゾウ」や「ミシマサイコ」「シャクヤク」に取り組んでいる。国内需要の8割を占める中国産生薬の価格高騰もあり、薬用作物栽培に弾みが付きそうだ。

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甘草カンゾウ
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シャクヤク
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ミシマサイコ
 「匂いなのか、ミシマサイコの畑にはイノシシが来ないんですよ」。高梁市中井町の有志で組織した生薬生産団体「方谷の里」の小前四郎さんが畑を案内しながら話す。確かに畑には、かすかに漢方薬のような匂いが漂う。元の小豆畑の時は「よくイノシシにやられていた」ので大きな違いだ。
 大阪でサラリーマンをしていた小前さんが中井町に戻ってきたのは11年前。幕末期に財政破綻寸前の備中松山藩を立て直し「財政再建の神様」と呼ばれた山田方谷の生誕地、中井町も、農業従事者の高齢化や耕作放棄地の増加に悩む典型的な中山間地域と化していた。
 かつては葉タバコの栽培で潤ったが、日本たばこ産業(JT)の廃作募集で12年以降激減。近年は黒葡萄の一種「ピオーネ」の栽培が盛んだ。そんな中、小前さんはTV番組で「高知県の中山間地域、越知町でのミシマサイコ契約栽培が高収益を上げている」ことを知った。
 薬用作物は軽量で高齢者にも扱いやすい。除草作業以外ほとんど手間もかからず、初期投資も少なくて済む。イノシシなどの獣害も少ないという。需要は年々増加しているのに、中国産生薬の価格高騰などで高品質の生薬が日本で手に入りにくくなりつつあった。
 四国の栽培現場を視察するなど準備を重ねた小前さんは15年11月、6人の仲間と「方谷の里」薬草栽培推進協議会を立ち上げた。16年3月には総合漢方メーカーの栃本天海堂(大阪市)とミシマサイコ・シャクヤクの栽培契約を結び、7アールの畑にミシマサイコを、同年秋には8アールにシャクヤクを植えた。

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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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