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あぶない農業と儲かる農業

客貨混載輸送

2018/10/27
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10/27 10/26日経ニュースより
バスや鉄道などで客と一緒に貨物を運ぶ「貨客混載」が広がっている。運ぶモノは宅配便だけでなく、農産品や観光客の手荷物まで拡大。過疎地の交通網の維持や物流の効率化といった当初の枠を超え、産業振興の場にもなりつつある。
 佐川急便は26日、タクシー会社の山城ヤサカ交通(京都府)と京都府笠置町でタクシーを使った貨客混載を始めると発表した。山城ヤサカの運転手が佐川の営業所で荷物を受け取り、トランクに載せて個人宅に届ける。集荷も行う。
 佐川は過疎地での取り組みのほか、観光客向けに力を注ぐ。17年9月にはしまなみ海道を自転車で走る客の手荷物をバスで運び、ホテルまで届けるサービスを愛媛県の地元路線バス3社と始めている。
 今年6月にはタクシー会社のエムケイ(京都市)などと関西国際空港の利用者向けサービスを始めた。乗り合いタクシーの空きスペースにスーツケースなどを載せ、佐川の京都市内の営業所まで届ける。京都や大阪を手ぶらで観光できるとして、訪日外国人客を中心に好評という。
 ヤマト運輸は14道府県に取り組みを広げている。宮崎県西米良村の特産品として知られるサーモンは、貨客混載の仕組みを応用し海外販路の獲得につながったモデルケースだ。
 17年1月、宮崎交通(宮崎市)のバスの空きスペースにヤマトの「クール宅急便」で使う保冷専用ボックスを搭載。同年9月には香港への輸出が始まった。翌々日には現地の日本食レストランに新鮮なサーモンが届く。西米良村の担当者は「知名度の向上など地域交通を支える以上の効果が生まれている」と話す。
 今後は、生産量が少なく配送ルートを確保できていない地方の農産品を都市部へ出荷する動きが加速しそうだ。
 ヤマトが10月、関越交通(群馬県渋川市)と同県沼田市―片品村で始めた取り組みでは、ヤマトの営業所の敷地内にバスが乗り入れるよう路線を変更。今後、特産品のリンゴの販路拡大に向けて検討を進める。
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 全国農業協同組合中央会(JA全中)などは8月、東北や関東近郊で取れた農産品を、東京へ向かう高速バスのトランクに載せて東京都内の丸の内エリアへ運ぶ取り組みをスタート。伝統野菜などを飲食店に納品したり、三菱地所や農林中央金庫で販売したりしている。
 国土交通省は17年9月、一定の要件を満たしたバスが350キロ以上の貨物を輸送できるよう規制を緩和。これを受けて6都道府県の8事業者が貨物事業許可を受けた。


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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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