野菜高速バス
10/24
・これは、よい試みだと思います。
農畜産物の流通での一番のポイントは、流通コスト
高速バスのトランクルームを利用した輸送。量は多く運べませんが、何しろ定期便で、本数も確保できます。北関東なら朝採れの野菜を、東京市場に出せます。
10/23日経新聞 東京版より
東京近郊で採れた野菜や果物を、高速バスで都心へ運ぶ取り組みが広がっている。富士急行はJA全農やまなし(甲府市)と共同で、山梨県産のブドウなどを新宿の百貨店へ輸送。茨城県常陸太田市は茨城交通(水戸市)と組んで野菜を運ぶ。バスの空きスペースを活用する「貨客混載」の一環。輸送コストを抑え、消費者が新鮮な青果を高い値段を払わずに食べられるようにする。
富士急は傘下のバス会社、富士急山梨バス(山梨県富士河口湖町)を通じて「産地直送あいのり便」を始めた。山梨県内の農家が朝収穫したブドウやキュウリ、トマトといった青果や加工品をJAの直売所に集荷。その後、甲府駅などを出発する高速バスに積んで東京へ運ぶ。
東京・新宿の大型バスターミナル「バスタ新宿」で乗客を降ろすが、野菜はそのまま富士急の東京本社まで運ぶ。そこから百貨店や量販店へ配送する仕組みだ。
1日2便で対応する。早い便は午前9時半すぎに山梨を出発し、正午すぎにバスタ新宿に到着する。百貨店以外にも、小規模な小売店や飲食店など配送先の拡大を検討する。JAの担当者は「都内で流通していない商品も扱う。山梨県産の農産物のファン拡大につなげたい」と期待する。
茨城県常陸太田市もバス会社の茨城交通と組んで、同様の取り組みを始めた。採れたてのネギやピーマンなどを農家が市内の道の駅に午前8~9時台に納品。同10時40分ごろに高速バスが出発し、午後1時にはバスタ新宿に到着する。同2時には新宿や渋谷の百貨店などに商品が並ぶ運びだ。
国土交通省東京国道事務所が協力し、実証実験としてバスタでの荷下ろしを可能にした。毎月第2、第4火曜の月2回程度の頻度で、2019年3月末まで続ける。
貨客混載による農産物の輸送は京王電鉄も長野県駒ケ根市と提携し、傘下のスーパーで実施している。バス事業者にとってはスペースを有効活用して運賃収入の増加が期待できる。
一方、トラックをチャーターして直送する場合に比べ、輸送コストは安くなる。消費者は手ごろな値段で鮮度の良い野菜や果実を購入することができるという。
富士急は傘下のバス会社、富士急山梨バス(山梨県富士河口湖町)を通じて「産地直送あいのり便」を始めた。山梨県内の農家が朝収穫したブドウやキュウリ、トマトといった青果や加工品をJAの直売所に集荷。その後、甲府駅などを出発する高速バスに積んで東京へ運ぶ。
東京・新宿の大型バスターミナル「バスタ新宿」で乗客を降ろすが、野菜はそのまま富士急の東京本社まで運ぶ。そこから百貨店や量販店へ配送する仕組みだ。
1日2便で対応する。早い便は午前9時半すぎに山梨を出発し、正午すぎにバスタ新宿に到着する。百貨店以外にも、小規模な小売店や飲食店など配送先の拡大を検討する。JAの担当者は「都内で流通していない商品も扱う。山梨県産の農産物のファン拡大につなげたい」と期待する。
茨城県常陸太田市もバス会社の茨城交通と組んで、同様の取り組みを始めた。採れたてのネギやピーマンなどを農家が市内の道の駅に午前8~9時台に納品。同10時40分ごろに高速バスが出発し、午後1時にはバスタ新宿に到着する。同2時には新宿や渋谷の百貨店などに商品が並ぶ運びだ。
国土交通省東京国道事務所が協力し、実証実験としてバスタでの荷下ろしを可能にした。毎月第2、第4火曜の月2回程度の頻度で、2019年3月末まで続ける。
貨客混載による農産物の輸送は京王電鉄も長野県駒ケ根市と提携し、傘下のスーパーで実施している。バス事業者にとってはスペースを有効活用して運賃収入の増加が期待できる。
一方、トラックをチャーターして直送する場合に比べ、輸送コストは安くなる。消費者は手ごろな値段で鮮度の良い野菜や果実を購入することができるという。