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あぶない農業と儲かる農業

椎茸菌床製造方法

2018/09/17
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現在、椎茸生産の8割以上は、菌床椎茸となっています。しかし、その菌床は中国や韓国産も交じっています。菌床のおもな材料は、広葉樹の木材チップです。中国産は農薬が使われたいたり住宅の廃材が使われている可能性もあり、塗料や防腐剤が混入している可能性もあります。
[国産の椎茸菌床の作り方]
(1)国産は、衛生管理を徹底しています。まず、木材チップも、農薬を使っていない地区の広葉樹を利用します。チップにしたものを、小屋に寝かせ水をかけ、アクを抜きます。
(2)チップを熱を加え、滅菌します。雑菌が混ざっていると、発芽がうまくいきません。
方法はいろいろ(高圧加熱、高熱蒸気乾燥などで、100℃以上で長時間滅菌します。
IMG_0791.jpg 
(3)アクを抜き滅菌したチップ(アクが抜け色が落ちています。)
IMG_0948.jpg 
(4)木材チップに、小麦ふすまや米ぬかなどの有機物を加え栄養源とします。
このような、大きなミキサーで撹拌します。
IMG_0796.jpg 
(5)できた材料をビニール袋に詰めます。
oga1.gif 
(6)冷蔵室にて、しばらく静置したあと、クリーンルームで植菌を行います。
このとき、雑菌がはいらないように厳重管理します。
(7)植菌の工程が終われば、21~23℃で熟成させます。
椎茸の菌糸が、菌床内に張り巡らされます。時期にもよりますが、2.5~3ヶ月静置します。
菌糸が充分に回ったら、全体が白くなり、菌糸体により菌床がしっかり固まります。
(8)適温+湿度70~80%で管理すると、子実体が発生します。適温は種菌の種類によってことなりますが、秋~初秋の温度が多いことで、多くは20℃以下、もしくは15℃以下で育てます。
(9)植物と違い、酸素を必要としますので、吸換気も必要です。
(10)子実体の発生がゆるやかになったら、菌床を休ませます。(次回以降に掲載)

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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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