植物工場収益向上
9/4 植物工場、収益向上の鍵は「光熱費削減」と「6次化」
2018年7月11日~13日、東京ビッグサイトで「施設園芸・植物工場展 2018(GPEC)」の内容です。
三菱総合研究所では、大規模施設園芸・植物工場を「人工光型」と「太陽光型」とに分類し、データ検証を行っています。
内容を見ると、植物工場では、利益が出ている割合が50%程度で、LED利用の植物工場の光熱費がコスト高になっており、6次産業化が必要とのことでした。植物工場の稼働現状のデータが参考になります。
・栽培品目では、人工光型はレタス栽培が、太陽光型は果菜類(主にトマト)栽培が、それぞれ約8割を占めています。
全体の収支状況では、黒字・収支均衡の合計が55%で、赤字の45%を若干上回っている。ただし、人工光型は赤字が58%で、黒字・収支均衡の42%よりも多い。太陽光型は黒字・収支均衡が62%となっている。
その要因として、コスト構造を収支状況別に分析すると、赤字事業者の傾向として「光熱水道費が高い」ことが挙げられた。特に人工光型でその傾向が強く、黒字事業者と赤字事業者では10ポイント以上の差がついた。