②養液ロックウール栽培
6/7ロックウール栽培
[資材の特徴]
ロックウールとは、鉄鉱石から鉄を取り出した残りの物質を溶かして生成する繊維質の無機物です。
欧州、特にオランダでよく威容されている培地です。
特徴は、培地が繊維質のため、根張りがよく酸素も取り入れられるので、養分の吸収がよいこと。
また、潅水システムを組み合わせることで、自動制御で養液を送り込むことができることです。
[強み・弱み]
トマトなど、加工用果菜類を多く栽培するのにてきしていますが、生食となると、無機培地のため、うまみが出にくくなり、甘さを出すため、水を制御すると、極端に生産量が落ちるため、他の栽培との使い分けが必要とされます。
このようなものです。真ん中に植え付け用の穴があり、ここに苗を植え付けます。
このように、植えて、潅水チューブを取り付けます。
ポンプで、養液を定期的に流し込みます。
植物工場で利用しているところが多いので、このようにハイワイヤー方式で、上に高く成長させます。そのため、背の高い電動移動式の台車で、作業します。
ハイワイヤー方式は、このように、天井がかなり高くなりますので、施設も10a当たり、6000~1億します。高いですね。回収に10年以上かかるかもしれません。
また、普通のビニールハウスでも、コストを抑えて栽培できます。その場合は誘引方法を変えて、つり下げ移動式にします。