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あぶない農業と儲かる農業

ロックウール終了?

2018/06/01
植物工場 0
6/1 日経新聞速報より
日東紡、青果物及び農業用・屋上緑化用ロックウールの販売終了
発表日:2018年5月31日
青果物及び農業用・屋上緑化用ロックウールの販売終了
 この度、青果物及び農業用・屋上緑化用ロックウールについて販売を終了させていただくこととなりました。永きに亘りご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました

農業用のロックウールは、岩綿(がんめん)といわれるもので、玄武岩や石灰を溶解して生成される繊維質構造物です。断熱材と農業用に利用されています。
石綿(いしわた=アスベスト)と似ていますが、かなり違いがあります。人造鉱物繊維であるので、労働安全衛生法第57条の2の対象物質です。発がん性はなしとされています。
・植物工場で、広く利用されています。
rockw.gif  rockw2.gif
rockw3.gif ロックウール養液栽培の植物工場最大手
<メリット>
・繊維構造のため、通気性がよく、根張りがよい
・Phの調整が楽
・地面の上に置く、高設施設となるため、土壌障害がない。
・1個に2~3株植えることで、病害虫の伝染を、最小限に抑えられる。
・水、液肥の管理が楽
・次年度のための耕作の手間が省ける
<デメリット>
・導入コストが高い・・・潅水システムが必要
・毎年培地の交換が必要(隔年もあり)
・土(無機培地)のため、うまみが薄くなる。また甘さを出すのに特殊な技術が必要
・地上から上の栽培のため、冬期には暖房が栽培容器を温める環境のコストがかかる。
[現在の生産現場では]
・バラ、トマト、イチゴなどでの利用が多い。
・トマトにつては、収量を多くとる欧州と同じく加工用の栽培が多い。
・H29年度については、ロックウール栽培でのトマトなどでは、厳冬のため生産が大幅に縮小しました。
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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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