田んぼにソーラー発電
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光飽和点(こうほうわてん)というものがあります。
これは、植物が光合成をおこなうのに、どれくらいの光が必要かとの数値です。
日射量を数値にすると
①夏の午後1時頃の照度は 140~150 klx、
②1月の薄曇りの日の午後1時頃の照度は 60 klx 程度
あとは、この間の数値にはいります。
一番多く必要な植物は、トウモロコシ、さとうきび。これらは光飽和点を持ちませんので、日光があるほど、光合成を行います。
その次が、さといも、トマト、スイカ、メロンなどで、70~80klx
あとの植物は、これ以下ですので、真夏の日差しの半分以下の日光しか、光合成で使わないということです。
稲は、40~50klxですので、ソーラーを載せても充分育ちます。
ただし、デメリットが、下図のように柱を建てますので、その周囲は農機具が使用できないということです。1条ほど手植え&手刈りする必要があります。
一方メリットは、農業収入に大幅にアップするということです。昨年実績で1.2反(1200㎡)で150~200万円/年の売電となっています。今年のFIT価格は18円(昨年21円)に下がりますが、パネルが高性能で安くなっているので、充分に2馬力となります。
当方もお米を作っていますが、約1反の面積では断然太陽光発電の方が、利益率は高いです。
借りて作っているので、地主の許可がまだでていません。