キクラゲ椎茸リレー栽培
3/9 キクラゲ椎茸リレー栽培
[きくらげ栽培の現状]
・自分は椎茸・きくらげ栽培を行っていますが、きくらげは在庫が残っています。
・生きくらげは、売れるのですが、やはり余ってしまい、乾燥品となります。
知り合いのところも、やはり同じような感じです。
皆さん在庫をかかえています。
・特に周年栽培を行っているところは、収益性がおちているようです。
・本州以南では、アラゲキクラゲの品種が栽培されていますが、本州でも関東以北では、クロキクラゲの栽培もあります。アラゲキクラゲは温帯性のキクラゲでプリプリの触感、クロキクラゲは寒帯性のキクラゲでコリコリの触感で、適温が違います。ちなみに、中国産のキクラゲは、クロキクラゲです。
価格は安いのですが、おいしさ・栄養価が落ちます。なぜかというと、キクラゲ栽培はカビとの闘いですので、中国ではカビが発生しないように最初の工程から農薬を振ります。栽培中も使用します。出荷の際は、洗濯機に入れ回したり、ごしごし洗って農薬を落とします。このため、栄養分も薄くなっています。水で戻した場合、色が出ません。
[椎茸栽培の現状]
・一方椎茸は、販売価格はきくらげより安いのですが、販売は楽です。
小売りも結構さばけますし、卸業者さんへはもちろん卸値ですが、よろこんで引き受けてくれます。
肉厚の生椎茸は、原木椎茸と同じくらいの価格で売れます。
・椎茸は品種が豊富にあります。適温も10~15℃、15~20℃、肉厚の種類とか
・菌床椎茸栽培の一番の問題は、旬の時期に収穫する菌床が薄くなることです。
冬の鍋の季節になると、夏から秋に栽培者が多く仕入れるため、菌床会社の培養作業に追われるためか、菌がうすくなりやすくなります。薄い菌だと、いいものが出ません。これが悩みです。
[椎茸・キクラゲのリレー栽培]
椎茸を10月もしくは11月~4月~5月 きくらげを5月~10月の期間で栽培します。
利点は、普通栽培施設でいいこと。普通栽培は、空き倉庫や普通ビニールハウスで栽培できるため、導入コストが安くできます。
それぞれの周年栽培施設の導入コストと比較すると1/3~1/4程度となります。
・販売は、椎茸は苦労しないので、スムーズにさばけるとして、キクラゲは生の販売を主において、売れ残りを乾燥品にして、シイタケ栽培期間に売ればいいことになります。
・周年栽培での黒字化は、うまくいって3~5年、一方普通施設リレー栽培では2年目あたりで黒字化が可能です。
キクラゲ周年 栽培施設
換気・空調管理・温度管理・2重ハウスなど合わせると1千万円以上かかります。

キクラゲ周年栽培施設の内部

菌床製造所
s
簡易椎茸栽培施設




[きくらげ栽培の現状]
・自分は椎茸・きくらげ栽培を行っていますが、きくらげは在庫が残っています。
・生きくらげは、売れるのですが、やはり余ってしまい、乾燥品となります。
知り合いのところも、やはり同じような感じです。
皆さん在庫をかかえています。
・特に周年栽培を行っているところは、収益性がおちているようです。
・本州以南では、アラゲキクラゲの品種が栽培されていますが、本州でも関東以北では、クロキクラゲの栽培もあります。アラゲキクラゲは温帯性のキクラゲでプリプリの触感、クロキクラゲは寒帯性のキクラゲでコリコリの触感で、適温が違います。ちなみに、中国産のキクラゲは、クロキクラゲです。
価格は安いのですが、おいしさ・栄養価が落ちます。なぜかというと、キクラゲ栽培はカビとの闘いですので、中国ではカビが発生しないように最初の工程から農薬を振ります。栽培中も使用します。出荷の際は、洗濯機に入れ回したり、ごしごし洗って農薬を落とします。このため、栄養分も薄くなっています。水で戻した場合、色が出ません。
[椎茸栽培の現状]
・一方椎茸は、販売価格はきくらげより安いのですが、販売は楽です。
小売りも結構さばけますし、卸業者さんへはもちろん卸値ですが、よろこんで引き受けてくれます。
肉厚の生椎茸は、原木椎茸と同じくらいの価格で売れます。
・椎茸は品種が豊富にあります。適温も10~15℃、15~20℃、肉厚の種類とか
・菌床椎茸栽培の一番の問題は、旬の時期に収穫する菌床が薄くなることです。
冬の鍋の季節になると、夏から秋に栽培者が多く仕入れるため、菌床会社の培養作業に追われるためか、菌がうすくなりやすくなります。薄い菌だと、いいものが出ません。これが悩みです。
[椎茸・キクラゲのリレー栽培]
椎茸を10月もしくは11月~4月~5月 きくらげを5月~10月の期間で栽培します。
利点は、普通栽培施設でいいこと。普通栽培は、空き倉庫や普通ビニールハウスで栽培できるため、導入コストが安くできます。
それぞれの周年栽培施設の導入コストと比較すると1/3~1/4程度となります。
・販売は、椎茸は苦労しないので、スムーズにさばけるとして、キクラゲは生の販売を主において、売れ残りを乾燥品にして、シイタケ栽培期間に売ればいいことになります。
・周年栽培での黒字化は、うまくいって3~5年、一方普通施設リレー栽培では2年目あたりで黒字化が可能です。

換気・空調管理・温度管理・2重ハウスなど合わせると1千万円以上かかります。

キクラゲ周年栽培施設の内部

菌床製造所
s

簡易椎茸栽培施設




