無菌養蚕と副産物
2/27 新しい養蚕
冬虫夏草つながりで、養蚕の大手会社様に訪問
養蚕は斜陽産業化と思いきや、医療分野で大きな需要が・・・
京都本社の養蚕会社さんです。
無菌人口飼育の養蚕。
蚕に与えるエサも、人工的に調合したものです。
京都工芸繊維大学名誉教授 松原藤好氏が開発した、全令(卵から繭まで)を無菌環境の中で飼育するという画期的な蚕の飼育方法とのことです。周年で計画的に無菌の蚕、繭を生産、糸への利用だけでなく、絹蛋白として化粧品や医薬品に、また副産物の無菌蛹を利用した冬虫夏草の生産なども可能とのことです。
冬虫夏草の問題は、培地の蚕は確保できても、優秀な種菌が手に入らないことです。
国産では、自生するサナギダケを利用しますが、成分が薄いとされます。
繭玉
ほとんど、医療用の布、溶かして化粧品などに使われます。
無菌で生産する繭は、くすんだり、変色しないと評判です。
副産物の蛹、蚕さなぎは、たんぱくが豊富で豚肉同等の栄養があります。また、漢方や薬膳の材料ともなっています。
蚕さなぎから、冬虫夏草を栽培する方法は、岩手大学、岡山大学なとで研究されています。




