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あぶない農業と儲かる農業

廃菌床の利用

2018/02/19
霊芝・冬虫夏草 0
2/19
キノコの廃菌床は、農業に広く利用できます。
キノコの菌床は、主成分がおがくずで、キノコの菌が回っていて、おがくずの隙間に他の有用菌も住みつき、ふかふかのよい土壌になります。
当方も、キノコを栽培しておりますが、近隣の農家さんがよろこんで、廃菌床をもらってくれます。
下記新聞記事コメントの連作障害は、また別の問題です。これは、肥料設計と肥料過多もしくは残留肥料の問題です。
これを解決するには、①栽培作物を変更する、②微生物で発酵させ、微細化し、植物に吸収しやすくする。または、③その養分をよく吸い上げる作物(目的に合わせる)を植えて、肥料分を抜くなどします。
いずれにしても、①以外は、最低1年は休ませないと回復しませんが、①も土壌はよくない状態をごまかしならがらの栽培ですので、対策を打たないといけません。
201802190905120f3.jpg これは、鹿角霊芝の廃菌床です。

2/19 日本経済新聞 地方経済面 中国  より

藤い屋――菓子工場に原料の畑、有機栽培、味と季節感磨く

もみじまんじゅう製造・販売大手の藤い屋(広島県廿日市市)は創業93年の老舗。6年前に就任した4代目店主、藤井嘉人社長の肝煎りで3月に立ち上げる新工場は生産・販売拠点だけでなく原料の小麦や小豆などの有機栽培に挑む実験場の機能も併せ持つ。新工場プロジェクトは「もっとおいしいものを作りたい」という39歳の社長のこだわりから始まった。
 「もみじまんじゅうの決め手は餡(あん)とカステラのバランス。味を突き詰めれば原料の小豆と小麦の栽培にまでたどり着く」。藤井社長は3月4日に開設する五日市みなと工場(広島市佐伯区)の敷地内に栽培実験用耕作地「畑LABO(ラボ)」を設置した理由をこう語る。すでに昨年夏に種まきした小豆を秋に収穫。現在は広島県産小麦「キヌヒメ」の芽が広がりつつある。
里山の環境想定
 有機栽培や自然農法を目指す藤井社長は「里山に近い環境」を想定し、県内の食用きのこ製造会社から培地を譲ってもらったほか、おがくずやもみがら、落ち葉などを集めて土壌を改良。通常小豆には連作に限界があるが、「きのこの培地なら連作障害の解消が可能かもしれない」と話す。
 「畑LABO」は敷地内遊歩道の周辺にあり、工場見学客はガラス張りの菓子製造ラインと共に生育中の小豆や小麦、点在するレモンの木などを見て回れる。工場棟をガラス張りにしたのは「来客に見てもらうと同時に見られる側の従業員への効果も期待した」と藤井社長は説明する。



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スマートネット山本
Admin: スマートネット山本
私は、IT・WEBデザインの会社を営んでいます。一般企業や個人の農業創業・開業のお手伝いを行う機会がふえたことで、農業創業コンサルが主たる業務になりました。全国で活動実績があり、野菜・果実・キノコ栽培のスタートアップ一式業務、行政申請、補助金申請、資金調達支援を行っています。個人では無農薬米の栽培とキノコ栽培を行っています。また天然植物ホルモン液を活用した農業技術指導者を擁しており、2021年より国連ECOSOC/NGO団体と提携し世界の農業振興・教育に携わっております。儲かる農業をテーマに、短期で黒字化になる農業をご案内しております。
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