冬虫夏草の種類
2/11 冬虫夏草の種類と効果
国内では、虫などに寄生する麦角菌を総じて冬虫夏草と呼んでいます。
麦角菌は約400種類も存在し、国内も多くの種類があります。
左からシネンシス,セミタケ,ツクツクボウシタケ,サナギタケ,ハナサナギタケ
中国においては、下記のシネンシス冬虫夏草以外は、虫草と呼びます。
最高級の冬虫夏草は、学名ではOphiocordyceps sinensis オフィオコルジケプス シネンシス
といいます。和名では、シネンシス冬虫夏草といいます。
最高級の冬虫夏草は、ヒマラヤ・チベットの山岳地帯で自生し、4年かけて育ちます。
これらは、現在乱獲が進み、絶滅危惧種に指定されており、市場にはでてきません。
このため、中国においても、シネンシス冬虫夏草に代わる、虫草菌の研究が進み、シネンシス冬虫夏草の成分に近づける技術を開発していといわれます。
現在冬季オリンピックが開かれていますが、20数年前よるオリンピック選手が、冬虫夏草ドリンクや料理でメダルをとったコメントなどがあり、スポーツ、健康、美容の方面で人気が出て、価格も上がってきました。一時は、偽物や金属粉を混ぜた粗悪品も出回った時期もあったほどでした。
冬虫夏草は、最近よく報道される整腸作用に優れた効果を発揮するといわれます。
腸が、人間の免疫力の源ともいわれています。
そのほか、冬虫夏草しか持っていない成分がコルジセピンです。これは寄生生物独特の成分で、宿主を制御する成分です。人体においては、宿細胞となっているガンなどの悪性腫瘍を、はがして小さくする効果が認められています。これが、冬虫夏草を飲んだらガンが小さくなったとか言われている理由です。治ったわけでなく、小さく抑え込んでいる働きで、活動が抑えられている状態ですが、冬虫夏草の飲用をやめるとまた活動が活発になります。