国産冬虫夏草
2/10 国産冬虫夏草 蚕培地
①中国からの種菌輸入で栽培・・・種菌がうすく、安定生産、高品質生産が確立できず
ほぼ、撤退(輸出規制品のため、高品質の種菌は輸出しないため)
②国内に自生する麦角菌を代用として、蚕で栽培
大学の研究で、栽培がスタート
本場のチベット産の冬虫夏草の成分より有効成分が低いが、事業化されている。
中国の栽培
①天然の冬虫夏草・・・ヒマラヤ・チベットの高原で、4年かけ自生
全面輸出禁止
②菌床栽培・・・1990年台まで、蟻・蚕など虫培地で研究栽培
2010年台より、薬草培地に進化し、有効成分が増加する
(国内では、昆虫との闘いがなく、コルジセピンなどの有効成分が薄
くなるとしているが、薬草に置き換えることで、成功している)
中国の市場
ヒマラヤ・チベット産の最高級は、流通しないことで、上記の菌床栽培が増える見込み
であるが、中国産は不純物の混入問題や、栽培者のモラル意識が低く、消費者も信用し
ていないことで、生産は増えていない。
日本の市場
優れた種菌がない、(国産のサナギダケ冬虫夏草)は成分がうすい。国内流通のみ。
蚕培地の冬虫夏草は、生産性が低く、生産コストも高いのが現状
世界市場
中国・・・需要旺盛
東南アジア・・・需要急増
米国・・・サプリ需要(栽培・研究も行っている)
欧州・・・サプリ需要、化粧品原料
※世界的に、対処療法から予防医学への転換で、漢方需要増加